Our Bussiness
事業概要
女性向けウェアラブル健康管理キットの開発
働く女性のヘルスケアを考える上で、手間がかからないという点は非常に重要です。当社では女性特有のホルモンや疾患に着目し、ウェアラブル形状の測定キットを開発しております。ウェアラブル形状の測定キットは、装着し日常と同じ生活を送るだけで測定が可能であり、面倒な血や尿などの採取が不要な画期的な製品となります。
当社の製品が普及することで、ヘルスケアに新たな選択肢を提供することが可能となり、女性の健康増進に大きく貢献することが期待されます。
デバイスフリーの感染症遺伝子検査キットの開発
COVID-19やインフルエンザの検査では「感度は高いものの測定装置が必要なために郵送が必要で、結果が得られるまでに時間がかかる」PCR検査と「検査は簡単だが、痛い鼻ぬぐい液採取をしたにも関わらず偽陰性のリスクが高い」抗原検査が広く用いられております。どちらの検査を用いても、感染初期にその場で陽性という結果を得ることが出来ないため、早期の抗ウイルス薬の投与が出来ず、結果重症化を招くリスクがあります。
Cranebioが開発している感染症検査キットは、PCR法と同じ感度を有しながら、自宅にいても測定可能な検査キットです。これにより「痛くない唾液を検体とした検査」でありながら、「1時間で結果が得られる」PCR検査と抗原検査のいいとこ取りを可能にします。感染初期における高い感度での診断は、早期の投薬につなげることが可能であり、重症化を防ぐのはもちろんのこと、1日も早い症状の回復が可能になります。
このように、感染症の早期診断において強力なツールとなり得る当社の検査キットは、COVID-19やインフルエンザに留まらず、HPVなどの幅広い感染症について展開を行う予定です。
迅速環境検査キット
専用の装置が不要でかつその場で結果が得られる検査キットは、医療用のみならず、水質検査や食品衛生検査などあらゆる場所で使われることが想定されます。当社では、通常数日を要する培養法にて検査の行われている水や空気中の細菌検査を、その場で完結できる検査キットの開発に取り組んでおります。
Our Technology
技術概要
技術概要
DNAオリガミを用いた人工酵素Dozymeの開発
当社ではDNAオリガミ技術を駆使することで、任意の基質の存在下でのみ酵素活性を発現する人工酵素Dozymeの開発に成功しました。Dozymeは基質として核酸、タンパク質、低分子の中から選択可能であり、発現可能な酵素活性も多岐に渡ります。弊社では本技術を活かし、装置不要で場所を選ばずにPCR法と同程度の高感度測定が可能なCOVID-19をはじめとする様々なウイルス、細菌の検査キットを開発しております。
Dozymeのメカニズム(音が出ますのでご注意ください)
高感度イムノクロマト
イムノクロマト法はCOVID-19やインフルエンザの検査などに用いられている簡易検査手法です。当社では独自のノウハウにより、検出を装置を用いずにpMオーダーで検出可能なイムノクロマト法テストストリップの開発に成功しております。本手法を用いることでこれまでイムノクロマト法が適用されていなかった検査分野への応用が可能となりました。今後ともよりユーザーフレンドリーな製品開発を進めてまいります。